- 大学院って英語ができないとついていけない?
- 大学院生って普段どのくらい英語使うの?
- 工学部の院生はたくさん英語使う?
という疑問に答えていきます。
現役の機械系大学院生の視点ですので、他学科だと多少異なるかとは思いますがご了承ください。
それではさっそくみていきましょう。
大学院生が英語を使うのはいつなの?
大学院生が普段英語を使う場面を6つご紹介します。こちら。
- 大学院入試で英語は必須!
- 海外の英語の論文を調査するよ
- 講義が英語で行われる場合がある!
- 英語でプレゼンテーションすることもあるよ
- 英語の論文を書く人もいる
- 留学生と英語で会話します
大学院のイメージをつかんでくれたら嬉しいです。
大学院入試で英語は必須!
まずは、大学4年生の8月ごろ行われる大学院入試(通称院試)で英語が必要。
大学・学部にもよりますが僕の大学の機械工学系では、英語に関して「TOEICあるいはTOEFL」の結果を採用していました。
院試における英語の配点が公表されていないため、TOEICで何点取ったらいいかは明言できません。
しかし、高い点数を取れば取るほど有利なのは間違いがなく、学生のTOEICの平均が560点付近であることから、600点は最低でもほしいところです。
(「TOEIC® Program DATA&ANALYSIS 2016」より筆者作成)
海外の英語の論文を調査するよ
大学院生になると研究活動がメインになります。そして、英語の論文を調べる機会が増えます。
自分と同じ研究をしている人が日本に少ないのならばヨーロッパやアメリカ、アジアの研究者の論文を調べて自分の研究に役立てる必要があります。
そこで↓のような英語の論文を読む必要があります。(※ちなみに僕の研究とは全く関係ない論文です。)
「正直こんな難しそうなことなんかしたくないよ」って思うでしょう。僕もそう思います。
しかし、英語論文は思っているほど難しくはありません。理由は以下の4つです。
同じような英単語しか登場しない
英語論文と言っても専門分野では同じような英単語しか出てきません。
1つ目の論文を読むのは苦労しますが、2本目からは指数関数的に楽になります。
中学生レベルの文法しかない
正直中学レベルの文法が分かっていれば読めます。
なぜなら、学術論文で仮定法過去とか出てくる訳ないですからね。
(「もし〇〇のデータがもっと高い値だったらいいのに…」なんていう仮定法が出てくる訳ないですよね)
全部読む必要はなく概要と結果だけでOK!
全ページ最初から最後まで読む必要はありません。初めに出てくる「概要」と一番最後に出てくる「結果」だけで70%の情報は手に入ります。
Google翻訳使えばOK!
全文きれいな英訳をしなければいけない訳はありません。がんがんGoogle翻訳を使いましょう!
別に英語の文法の勉強ではないので、自分の知りたい情報が素早く手に入ることの方が重要!
講義が英語で行われる場合がある!
大学院生になっても実は講義はあります。その中で何個か、英語で講義が行われました。
考慮してくれてすごくゆっくり話すようにしてくれているので50%ぐらいは理解できます。
リスニングができるかできないかをそこまで気にする必要はないと思います。
英語でプレゼンテーションすることもあるよ
全員ではありませんが、よい研究成果が出た場合は海外の国際学会に行くことがあります。
もちろんプレゼンテーション、スライド、質疑応答全て英語。これには相当な準備が必要でしょう。
ただし、院生全員がするわけではありません。おそらく研究がうまくいった2割~3割の人たちだけです。
英語の論文を書く人もいる
国際学会と同じで、研究がうまくいった場合英語で論文を書くことになると思います。
しかし、先生も指導してくれますしGoogleもありますし、そこまで心配することはないと思います。
留学生と英語で会話します
研究室にもよりますが、留学生がいる場合があります。
日本語ぺらぺらの留学生は少ないと思うので英語で会話をします。
むしろこっちがちょうどいい英会話の練習になるというつもりでちょうどいいのではないでしょうか?
私の英語力はこのくらい!
現在僕は、地方の機械工学系の大学院に所属しています。
まずは僕の英語力を包み隠さず紹介します!
センター試験英語の文法:111/200
センター試験英語のリスニング:31/50
進研マーク模試:偏差値48~52
大学4年生時のTOEIC:460/990
留学経験なし、海外旅行1回のみ
お世辞にも英語力があるとは言えませんね…悲しいですがこれが現状です。
私は現在機械系大学院生ですが問題なく生活できています。
まとめると大学院生に必要な英語の力はこのくらい!
まとめると大学院生は、中学生英語はほぼ完ぺきかつ自己学習でTOEIC550~600点あればぜんぜん問題ありません。
あまり深く悩まず、大学院や研究に興味があるのなら進学を考えるのもアリだと思います。
進学を考えているならば、こちらの大学院生についてまとめた記事もお読みください↓
最後まで読んでいただきありがとうございました。