開発部1年目のおりびです。
サムネ(↑)にもある通り、「ちょっと今から仕事やめてくる」という小説の感想を書きます!
・社会人1~3年目の新人
・仕事が本格的になってきた人
・だんだんと残業が増えてきた人
・週5日の出社がしんどい人
・会社で理不尽に怒られた人
上記のような方に、ぜひこの記事を読んでほしいんです。

毎日出社するの自体もしんどいのに、上司に怒られる日々…

自分に落ち度があって、上司も自分のことを想って叱ってくれていると感じられるならイインデスヨ…
僕含め、同じ部署の同期の話ですが、
「それ俺のミスちゃうやん」とか、
「自分のストレス発散で怒りたいだけでしょ!ああマジむかつく。転職したい」
っていう出来事がこの1か月で5回はありました。(※社会人11か月目の出来事)
そういう仕事辞めたい病のときって、関連したタイトルに目が行きがちなんですよね。
僕はAmazonプライムで「映画 ちょっと今から仕事やめてくる」が公開されているのを発見。
中身は見たことなかったんですけど、映画が公開された2017年にコマーシャルを見た記憶は残っていました。調べると、元々は小説から生まれた映画らしい。
もうタイトルが気になって自分に刺さってしょうがなかったので、プライムか小説かどちらかでは絶対見ようと決心しました。
なんとなく小説で見てみようと思い、さっそく購入。
なんとめちゃくちゃおもしろく読みやすく、たったの2日で1冊読んでしまいました。
この本のおもしろさをあなたに知ってもらえて共感してほしく、ブログ書きます。(やっと本題へ笑)
「ちょっと今から仕事やめてくる」のあらすじから紹介します
主人公は青山隆。社会人1年目で、中堅企業の印刷会社で営業の仕事をしています。

僕は営業職について詳しくないのですが、なんとなくの想像通りで営業ってノルマとか厳しそうなイメージです。
かく言う青山隆も厳しいノルマがあり、達成できないとパワハラ気質な部長に散々なことを言われる毎日。
サービス残業が横行してて、朝は6時台の電車、帰りは22時頃です。
そんな社会の厳しさ・しんどさを感じつつ、「会社行きたくないな、部長うざいな」と思いながら駅のホームをフラフラ歩いていると、
「このまま前から来た通過電車に飛び込めば、明日は会社行かなくてもいいでは」とふと考えます。
ふわっと線路に倒れこもうとしたとき、小学校の同級生だと名乗る"ヤマモト"が腕をつかみます。
陽気なヤマモトとの出会いによって青山は段々と明るく前向きに変わっていくのですが、実は"ヤマモト"には秘密があって…
というような物語です。
社会人1~3年目の新人は大いに共感できるポイント多し。
この本の「ここがよかった!」を紹介
「ちょっと今から仕事やめてくる」のここがよかったよ!を3つに絞って話します。
・青山と"ヤマモト"の会話が楽しい
・青山の心の声にすごい共感できる
・"ヤマモト"の実の正体に驚いた
では詳しく見ていきます。
青山と"ヤマモト"の会話が楽しい
仕事がつらくて辞めたい青山に自分自身を重ね、陽気な"ヤマモト"との会話は読んでいて元気をもらえます。
変な気を遣わなくていい小学校の仲いい友だちと話している気分になれます。(懐かしい気持ち!)
実際ぼくも、会社入ってから会社以外の人と話す機会が激減しましたので、友だちのありがたみを感じます。
青山の心の声にすごい共感できる
- 新入社員でまだまだ会社に貢献できていないという不甲斐なさ
- ミスして上司に怒られるみじめさ
- 毎朝満員電車に揺られ同じ日々を送る退屈さ
大学生のときまでに想像していた"サラリーマン"というものに、自分が会社に入ってようやく実感しました。
この本を読んでいると、青山と似た立場で共感も多く次々と読めてしまいます。
"ヤマモト"の実の正体に驚いた
「ちょっと今から仕事やめてくる」には"ヤマモト"に関してちょっぴりミステリー的な要素が2回も出てきます。
裏表紙のあらすじに書かれいる範囲で話すと、青山に「小学校の同級生」と名乗った"ヤマモト"は、実は全くの赤の他人でした。
「"ヤマモト"は小学校時代の同級生ではないのです。」
- なぜ嘘をついたのか
- なぜ知らない人を助けるのか
という疑問がふつふつと湧いてきます。今ネタバレはできませんが、いいお話に繋がります。
まとめ:社会人1年目が終わるころの人に読んでほしい本です
社会人1年目で6か月~12か月くらい働いた方に読んでほしい本です。
理由は、新人研修も終わり本格的に働き出して理不尽なことや働くことの大変さを感じる場面が増えるからです。
理不尽なことっていうのは例えば、
自分は関わってない案件なのに怒られたり
提出締め切りが異常に短かったり
残業が多くてなかなか帰れなかったり
などなどです。だいたいの新入社員は僕も含め、「仕事さいこー」よりも「仕事しんどい、できたら辞めたい」と思う方が99%だと思います。

そういう新入社員の仕事に対する悩みをうまく表現した本になっていますので、社会人1年目におすすめします。
ちなみに「ちょっと今から仕事やめてくる」の続き、「ちょっと今から人生かえてくる」もおもしろかったです!
最後までお読みいただきありがとうございました。