研究室配属前の大学生の皆さん、理系研究室に対していいイメージや悪いイメージなど様々思い描いていると思います。
しかし、あなたの研究室のイメージの中には間違っているイメージもあるかもしれません。そこで今回は、研究室の本当の実態を晒していきたいと思います。
現在、機械系大学院に所属しているおりびが研究室の本当を紹介していきますよ!
研究室のイメージは正しいのか間違っているのか
皆さんが思っている研究室のイメージは正しいのか間違っているのか、順番にジャッチしていきましょう。
まずは下記に箇条書きでまとめてみました、気になるところから覗いてみてください。
卒論シーズンは忙しすぎて研究室で寝泊まりしている
真夜中でも研究室の電気がついてる
研究室の大学院生はみんな優秀
研究が忙しすぎてバイトできない
なにをやっているのか分からない研究室がある
白衣を着てビーカーを振っている
理系の研究室と言うと、白衣を着てビーカーを振っているイメージないですか?しかしそれは、70%くらい間違いです!
なぜかと言うと、白衣を着てビーカーを振る実験室は生物系・化学系・医学系の研究室に限られており、数も多くないからです。
では一体、どのくらいの数が生物系・化学系・医学系の研究室なのでしょうか?
まず、研究室は次の2つのジャンルに分けられます。
実験系の研究室
理論・シミュレーション系の研究室とは、パソコン上でなにやらカタカタしてる方たちのことを表していますので、白衣を着てビーカーを振ることはありません(すいません、僕はあまり理論・シミュレーション系の研究室はわからないです)
反対に実験系の研究室とは、イメージ通り手を動かして実験をします(僕の研究室も実験系です)
そしてさらに実験系の研究室は、白衣を着る人たちと作業着を着る人たちに分かれます。白衣を着る人たちは先ほども述べたように、生物系や化学系の研究室のことです。薬品混ぜたり、生き物の研究をしたりしている方たちです。
白衣とは反対に、作業着を着る研究室もあります。例えば、車のエンジンの分解作業をしたり、外で測量したりするような方たちです。
卒論シーズンは忙しすぎて研究室で寝泊まりしている
大学を卒業するためには、4年生の最後に卒業論文を提出しないといけません。卒論シーズンは忙しすぎて研究室で寝泊まりしているイメージってないですか?
これは結論、人によります。
夏頃からコツコツと実験データを集めて、早めにまとめにかかっていれば卒論シーズンに大慌てになることはありません。
卒論シーズンに研究室に寝泊まりしているのは、1年間実験をサボってきた大学生か、研究室の仲間と一緒にワイワイするのが好きな人たちだけです。
少々トゲのある言い方でしたが、夏頃からコツコツと実験していれば、卒論シーズンに研究室で寝泊まりすることは絶対にありませんよ!
真夜中でも研究室の電気がついてる
真夜中でも研究室の電気がついているというのは、あながち嘘ではありません。
しかし、真夜中に研究室の電気がついているだけでブラック研究室と判断するのは早合点かもしれません。
真夜中に研究室にいる学生の心理や特徴を挙げてみます。
・夜中は先生いなくて快適
・研究室はクーラーやスマホが充電できて快適
おそらくこの2つに集約できます。
具体例を挙げますと、真夜中だと先生が来ないので、Amazonプライムで映画を見たり麻雀をしていたりするだけかもしれません。
また一人暮らしの学生だと共感してくれるかと思いますが、夏場だと家に居てもクーラーや扇風機などの電気代がかかるだけです。
なので夜中まで研究室で過ごしていた方がいいと考える学生もいることでしょう!
研究室の大学院生はみんな優秀
研究室にいる大学院生って全員優秀ってイメージありませんか?
大学院とは、大学を卒業した後に2年間所属する所です。大学院生の日常に関して、詳しくはこちらをチェック⇩
正直、研究室の大学院生たちは全く優秀ではありません。(もちろん、中には優秀な大学院生もいますよ!笑)
普段は偉そうな態度を取り、後輩に指示をしていますが、大学院生は研究サボり方しか学んでいませんし、Google翻訳がないと英語の論文は読めません。(偏見が多めです。)
研究室の大学院生は総じて優秀じゃないので、気負わず研究室に入りましょうね。笑
研究が忙しすぎてバイトできない
研究が忙しすぎてバイトできないというのはウソですね。
もしかしたらコアタイム(平日の決まった時間は研究室に居ないといけない時間のこと)がある人でも、平日の夜から居酒屋で働いたり、土日にバイトすることは可能です。
僕の周りの大学院生でも、バイトしている人は多いです。
ただし、週に3,4回以上もバイトはできないと思っておいてください。
多い人でも週に2回が限界ですね、そこそこ実験を進めないと卒業できませんし。
なにをやっているのか分からない研究室がある
何をやっているのかわからないってイメージが研究室にはありませんかね?
内容をイメージしやすい研究ならいいのですが、中には全く何をやっているのか分からないマイナーな研究もあります。(※もちろんマイナーな研究がよくないという訳ではありませんが…)
こちらのツイートの通り、修士まで進学して3年間研究してようやく自分が何の研究をしていたかが理解できたという人もいます。
なにをやっているのか分からない研究室ってありますね
— おりび🔅大学院生ブロガー9ヶ月目 (@oribi_oribi) 2019年11月6日
なんなら修士まで行って3年間研究して、やっと自分は何をしていたのか分かったという人もいるそうです笑 https://t.co/75Yd6vdZ54
大学4年生の時に自分で書いた卒業論文の内容があんまり理解できていないという場合も稀にあります。
研究室のイメージまとめ
皆さんが思い描いていた研究室のイメージとは合致していたでしょうか?
また、研究室配属前に不安なことがあって現機械系大学院のおりびに聞いてみたいことがあったら、なんなりとFollow @OribiStudy のDMでご連絡ください。
以上です、ありがとうございました。