高校3年生って将来どの道に進むか、非常に悩みますよね。僕も、工学部に行くことは決めていたけどどこの学科にするか迷っていました。
僕は高校3年生の夏くらいまで、こんな感じでした。
- 進路選択の用紙が真っ白…
- 数学は得意でなんとなく理系に…
- 将来行きたい学部、学科は特にない…
でもそんな理系の方で、1度くらいは工学部の機械工学科にしようかなと考えたことがあるかと思います。
機械工学科って勉強大変そう、…けどちょっと興味ある…といった方向けに機械工学科の内情と機械工学科に向いている人向いていない人の特徴を本音でまとめます。
【高校生の進路選択】機械工学科に向いているかを判断する4つの質問
機械工でやっていけるか、向いているかが分かる質問を4つ用意しました。下記です。
- 数学・物理が好きか
- キャンパスは田舎でもいいか
- 週5日以上のバイトはできなくてもいいか
- ほぼ男子校状態でもいいか
この4つの質問に「YES...」と答えた方は、機械工としてやっていけます。
この質問の真意など詳しく見ていきましょう。
数学・物理が好きか
結論、機械工学科に入学して4年間で卒業するためには、「高校数学Ⅲ・力学」が好きな人が向いてます。
「数学と物理が好きなら誰でも大丈夫なの?好きってどのくらいのレベル?」って聞かれそうなので、以下に例をまとめてます。
- 4ステップ数学Ⅲの微分・積分(ステップAレベル)は難なく解ける
- 物理の力のつり合いや運動方程式を解くのが苦じゃない
- 数学と物理のテスト、受験勉強は比較的はかどる方かな
こんな感じです、これらに当てはまるような方は機械工学科をオススメします。機械工は物理と数学のオンパレードですので、この2科目に苦手意識があるとなかなかしんどくなります。
高校数学については、僕のYouTubeで詳しく解説しています。
機械工学科のキャンパスは田舎に多い
機械工学科のキャンパスは田舎にあることが多いです。
大学はいくつかキャンパスが分かれていることが多いですが、立地がよくておしゃれな建物はたいがい文系用です。理系は田舎にあります。
全国の大学に当てはまるわけではもちろんないですが、関西の大学では機械工は田舎に多い気がします。
※僕の推測ですが、機械工学科のキャンパスが田舎にある理由として広い土地が必要だからです。機械工は、大掛かりな実験装置を使って毎日実験していますから…
週5日以上のバイトはできません
週5日以上バイトして、たくさんお金稼ごうと考えているなら、機械工学科は向いてないです。
1週間に1つくらいのペースで実験レポート課題が課せられます。この実験レポートは思った以上に大変。大学や個人の能力によりますが、土曜日丸1日は必要かと思っておいて下さい。
他の座学の授業でも、小レポートや課題が出ることでしょう。機械工学科に入学したら、おそらく週5日以上のバイトはできないと思っておいて下さい。
機械工学科に女子は全くいません
結論、機械工学科に女子は全くいません。この事実を受け入れられる人だけ機械工学科に入学してください。
例を挙げますと、僕の大学では同期約120人の内、女子学生は5人でした。4%ですよ!本当に男子校状態です。
大学院はもっと悲惨でして、僕の大学では同期約80人中、女子学生は0人でした。w
大学院の卒業時の集合写真はおっさんしか写っていません。この悲しい現実を受け入れられる人だけ機械工学科に入学してください。(大事なことなので2回言いました)
高校生の進路選択まとめ:機械工は楽ではありません
厳しいことを言いますが、もし機械工学科に入学した場合、あなたがイメージしていた大学生活は送れません。たぶん。
授業中、隣に女子が座って仲良くなるなんてことは99%起こり得ませんし、研究室・ゼミ室は基本男だけ。
1週間に5日もバイトすることは不可能ですし、おそらくおしゃれな建物ではないですしキャンパスは田舎にあります。
勉強も大変で、機械工の期末試験は大学受験の50倍は大変だと思っておいてください。
それでも機械工をおすすめする理由:就活は超有利だった
機械工は大変そうなイメージを植え付けてしまいましたが、もちろん4年間の修行に耐えればそれ相応に見返りもあります。
見返りとは、機械工学科の学生は就職先が引く手あまたということです。そりゃ大変な勉強を続けてきた訳ですから当然ですよね。
大学にいろいろな有名企業から推薦枠が届きますし、機械工は選び放題!
機械工学科が就職に有利な3つの理由は下記で詳しくまとめました。機械工学科の就職事情が知りたいかたは要チェック!
就職先で選ぶなら機械工学科がおすすめな理由3選!【工学部で比較】
大学のことや進路に関して個人的に質問してみたい!という方がいらっしゃいましたら、お気軽にFollow @OribiStudyのDMでご連絡ください。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。