機械工は資格を持っておいた方がいいと考えますか?
それとも資格なんてなくてもいいと考えていますか?
いきなり聞かれると難しい質問ですね。
このページをクリックして"機械工学の資格"について調べている様子を見ると、機械工の学生は早めに資格を持っておくべきだと思っているんじゃないでしょうか?
しかし僕は、機械工が学生の間に資格を取る必要はない考えています。
そこで本記事では、
- 機械工で資格は必要ない理由
- 資格は就活でも役立たない
- 資格を取る代わりにしておくべきこと
をまとめています。ぜひご覧ください。
- 機械工学にとって資格はあった方が有利か
- そうは言っても資格は持っている方が就活に有利じゃない?
- けど機械工学の資格でググるとたくさんおすすめの資格が出てきたよ
- 機械工学の学生が資格を取ること以外にすべきことは?
- 機械工学の資格事情まとめ:TOEICと研究がんばって!
機械工学にとって資格はあった方が有利か
僕は機械工が就職活動に向けて学生の間に取っておくべき資格はないと考えています。
その理由は、資格というものは必要になってから資格をとればいいからです。
就活の面接でたくさんの保有資格リストを見せても、「それうちで使う機会ないわ」ってなる可能性もあります。

そうなったらせっかく勉強時間を割いたのに損じゃないですか…
具体例を考えてみましょう。機械工学の資格として3次元CAD利用技術者試験というものがあります。
確かに3DCADの資格は持っていたら就活に有利かなという気持ちになるでしょう。しかしここで一度考えてみてください、
「あなたは就職してから3DCADをメインで使う仕事に就くと思いますか?」
機械系エンジニアの仕事と言っても、
- 設計
- 開発
- 先行研究
- 製造部
- 試験部
- 生産管理
- 品質保証
など多岐にわたります。
あなたがその資格を使う部署に行くかも分からないのに、学部時代の貴重な時間を使って資格を取るのはいいとは思いません。
そうは言っても資格は持っている方が就活に有利じゃない?
そうは言ってもやっぱり資格持っている方が就活に有利じゃない?と聞かれそうですね。
しかし僕の結論は、いくら機械工学の資格をたくさん持っていても就活には有利ではないと考えます。
理由は、たくさん資格持っていても宝の持ち腐れではないかと思うからです。
また例を挙げます。隣の研究室の研究って何しているか全く理解できなくないですか?
研究室配属前に、どれだけその研究内容を教科書を読んで予習したとしても、その知識は研究室に入ってから習う知識の10%にも満たないでしょう。
もちろん事前の予習は少しは役に立つとは思いますが、研究室に配属されてからゼミなどで勉強すればあっという間に専門知識は身に付くと思います。
つまり、コアな研究内容・コアな技術の場合はどんだけ事前予習しても効果が薄いのではないかと考えています。
なので仕事で使う技術は仕事しながら勉強しましょう。
大学生のうちに資格の勉強しても、仕事でばりばり使うとは限りません。
けど機械工学の資格でググるとたくさんおすすめの資格が出てきたよ
本記事をご覧の前にもしかしたら、"他の記事を見てたくさんおすすめの資格を紹介されたよ!"という方もいらっしゃるかもしれません。やっぱり資格は必要ということなのでしょうか?
結論、「機械工が学生の間に取っておくべき資格」という記事は個人的にはあまり信用してはいけないと僕は思います。(※あまり大声では言えませんが…)
なぜなら、どの記事も「大学生の間に資格を取っておくといい理由」が明示されていないからです。
もちろん「資格を取っておくと将来に役立つかもよ!」という内容は書かれています。
しかし「大学生の内に取得した資格がどれくらい就職先で役立ったか」は書かれてない気がしませんか?
大きな声では言えませんが、どのサイトも資格を取得させるように斡旋して紹介料を得ようとしているでたらめサイトしかないという訳です。大きな声で言ってはいけないですよ。
なのでもう一度自分自身の頭で、「大学生活の内に取得した資格は本当に就活で有利になるのか?将来仕事内容に直結するのか」ということをよく吟味しましょう。
機械工学の学生が資格を取ること以外にすべきことは?
- 貴重な時間を使って資格を取るべきではない
- 仕事で必要になってから取ればいい
と主張してきましたが、資格を取ること以外に機械工学科の学生がすべきことは何があるでしょうか?
- 勉強
- バイト
- サークル
- ボランティア
などなどいろいろ考えられますが、いったい何をしておいたら就活に有利ですかね…
そこで大学院生のおりびが本当におすすめできることのみを2つご紹介します。
もちろんステマではないですよ、自分の頭の中でよく吟味してください。結論、次の2つのことを全力でするべきです。
・研究活動
・TOEIC
順番に解説していきます。
機械工は研究活動に専念すべき話
機械工学科の学生は研究活動に専念しましょう。
なぜなら、研究活動を頑張って実績を作れば就活で大きく差別化できるからです。
例として、就活中のA君とB君の学生時代に頑張ったことを比べてみましょう。
A君:学生時代に頑張ったことはサークル活動です。部長をして部員をまとめました。
B君:学生時代に頑張ったことは研究です。実績が認められ、英語論文投稿とアメリカで行われた国際学会で発表しました。
明らかに希少価値が高いのはB君ですよね。研究活動を頑張って、英語論文投稿や国際学会で発表できると、大きな実績になります。詳しくはこちらで。
>>【就活のがくちかで無双する】理系なら英語論文・国際学会で勝負するべき話 - おりびのブログ
そして研究に詳しくない文系の人事が見ても一目で「この学生は優秀だ」と感じてくれることでしょう。定量的な実績で伝わりやすいです。
そして論文投稿や国際学会で発表できると、奨学金や学費が免除になる可能性が高いですよ。
>>【奨学金関係で"100万円”も得した話!】大学院進学を考えている理系は読む価値あり - おりびのブログ
機械工はTOEICに専念すべき話
機械工学科の学生が学生の間に取っておくべき資格(テスト?)として、唯一挙げるとしたらTOEICだと思います。
なぜなら、ほぼすべての企業の就活時にTOEICの点数は聞かれる(エントリーシートに記入する)からです。
外資系企業に就職したいとかではない場合の普通の機械工学科の学生なら、600点あれば問題なし。大学生の平均点が550点ほどなので、600点以上は欲しいですね。
「600点も取れないよ」と言われそうですが、3~6か月の正しい努力で達成できます。現に僕も初めてのTOEICは335点でしたが、なんとか4ヶ月の猛勉強で600点超えることができました。
TOEICは"問題演習をどれだけ繰り返し行ったか?"と、"どれだけ数多く試験を受けたか?"が重要です。
自分の弱点を見つける→演習をこなして補強
の流れをたくさん行える方はすぐに点が伸びます。
つまり結論は、TOEICの点が高い→ストイックに毎日勉強する習慣がついている人材というアピールになります。
ぜひ大学生の早めの時期からTOEICの練習を行いましょう。TOEICで600点を超える方法は僕のYouTube動画をどうぞ。
機械工学の資格事情まとめ:TOEICと研究がんばって!
結論、在学期間中に機械工学の学生は資格を取らなくてOKです。会社入って必要になったら資格を取るために勉強しましょう。
学生時代では資格の代わりに研究活動とTOEICを頑張りましょう。
間違ってもたくさん資格を取る資格マニアになってはいけないですよ。
大学のことや進路に関して個人的に質問してみたい!という方がいらっしゃいましたら、お気軽におりび@TwitterでDMでご連絡ください。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。