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【理系高校生へ】機械工学科では手先が"不器用"でも気にしなくていい理由3選!

機械工,手先が不器用

こんにちは、機械工ブロガーのおりびです。

 

理系高校生のあなた、「わたし手先が不器用だから機械工には向いてないのかな~」と悩んだことありませんか?

高校生の時点で、大学の内容は知らなくて当然ですので仕方ありません。

 

悩める人

大学の機械工では実技の実習とか複雑そう。だから細かい作業が苦手な私は向いてないんじゃないか…

 

しかし、機械工4年+大学院2年も通ってた僕としては、機械工学科で手先が不器用でも問題ありません。

そこで本記事では、手先が不器用でもOK!な理由を3つまとめます。

 

おりび(機械工)

高校の進路担当の先生より僕の方が機械工に関しては詳しいので、きっと参考になると思います。

 

ぜひ見ていってください。

 

機械工学科で手先が不器用でも気にしなくていい理由3選

機械工学科で手先が不器用でも気にしなくていい理由は次の3つです。

 

  • 手先を使う実技の授業がそもそも少ない
  • 実技が下手だからといって評価は下がらない
  • すべての作業には数学的根拠があるから

 

ではもっと詳しく見ていきます。

手先を使う実技の授業がそもそも少ない

手先が不器用でも機械工学科でやっていける理由1つ目は、手先を使うような実技の授業がそもそも少ないというからです。


実際、国立大学機械工学科だった私は、4年間で9種類の実習科目しかありませんでした。

 

大学4年間で60~70科目くらいの授業を受けましたが、実技科目は9個だけ。あとはほとんどが計算中心の座学です。

実習科目は、高校でいう保健くらいのレア度。

 

どんな実習や実験だったのかはこちらの僕のYouTubeで解説していますのでよかったらぜひ。

※動画編集後、アップします。

 

ではどんな実習があるのか簡単に解説すると、 

・レンチでボルトを締める

・ノギスで長さや直径を測る

・鉄と鉄を溶接する

・エンジンの分解・組み立て

・コンパスや定規を使って製図

 こんな感じの実習でした!実習の数自体が少ないので、自分は機械工は無理かもというような心配は不要です。


機械工は溶接とか旋盤とか製図とか、そういうのをずっとしてると思われがちですが、それは間違った認識。9割以上は数学や物理の座学です。


溶接や製図などを重点的にするのは、いわゆる工業高校や専門学校です。一般大学の機械工学科では、座学中心と覚えておいてください。

実技が下手だからといって評価は下がらない

手先が不器用でも機械工学科でやっていける理由2つ目は、実技が下手だからといって評価が下がることはないからです。 

・溶接できないから単位なし
・旋盤下手でなめらかじゃないから減点
・コンパスで円を描くのが下手で留年

 なんてことは絶対おこりません。実技がうまくできないから点数が低いなんてことはないんです。


「じゃあなにで評価が決まるか…??」

 

おりび(機械工)

評価はレポートの考察が詳しく書けているかで決まります。

 

たとえ溶接がうまくできなくてちょっと穴が空いていたとしても、その失敗した理由を自分なりにレポートに書いて提出すれば、レポート点は高くなります。

 

  • 論理的思考
  • 計算力
  • レポート文章力

の方が、手先の器用さよりも100倍必要。


逆に、どんなに溶接するのがうまくても、レポートの考察に、「溶接楽しかった」というような感想だけを書いてしまったら、レポート点は低くなります。

 

そもそも実は、溶接も製図もノギスも旋盤も、全然不器用でも操作できます。

そんなどこにでもあるような機械に職人技みたいな難しい技術を要求してきたりはしません。


機械実習って聞くと難しそうに聞こえますが、難易度としては家庭科の調理実習で野菜を切って炒めるくらいのもんです。


つまり、何が言いたいかと言うと機械実習は調理実習くらい簡単なんです。全然気楽な気持ちで大丈夫!

 

おりび(機械工)

高校では楽器できない、裁縫できない、書道は字ヒョロヒョロ、人のデッサンなんて無理という感じの僕でしたが、今まで機械工では順調です。

だから、信じてついてきてください。

すべての作業には数学的根拠があるから

手先が不器用でも機械工学科でやっていける理由3つ目は、機械工学科ではすべての作業に論理的数学的根拠があるからです。


機械工学科の世界では、全て数字で根拠があります。例えば… 

・金属の強さの計算をして棒の直径を決定

・揚力が重力を上回るような羽根の設計

・空気抵抗をシミュレーションして車のボディーの形を決定

 こんな感じで必ず数学が登場します。

 

「もうちょっとカーブが急な方がかっこいいからデザイン変えようぜ」というような、芸術的要素は機械設計にはほとんどありません。

全て数字が絡んでいます。

 

高校の美術の授業のように、

「もうちょっと線を重ねて絵を描きなさい」とか、「もうちょっと高い声を出して合唱してくださいね」

というようなあいまいな表現は、機械工では出てきません。

おりび(機械工)

僕は芸術系の授業が苦手だったので、機械工に入ってすべて数学を使って計算できる科目の方が好きです。


なので、私なんて芸術的才能がないから、機械工は無理かなと思う必要はありません。
その代わり数学と力学をめっちゃ使います。


機械工学科に入るまでの必要な勉強はこちらの記事で!

>>「機械工に入るまでにした方がいいことは?」と高校生に聞かれたら→「数Ⅲ、力学、英語、お金の勉強!」 - おりびのブログ

まとめ:手先の器用さよりも数学と物理が大事

最後にもう一度まとめると、手先が不器用でも機械工学科でやっていける理由3つ目は下記でした。

  • 手先を使う実技の授業がそもそも少ない
  • 実技が下手だからといって評価は下がらない
  • すべての作業には数学的根拠があるから


論理的思考、計算力、レポート文章力の方が、手先の器用さよりも100倍必要ということを忘れないでください。

 

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。