英語に苦手意識のある人がTOEICで600点を取るための方法を解説します。
※英語得意でTOEIC600点は余裕って方は見ないでください。あくまでも英語に苦手意識のある人がTOEICで600点を取る方法をまとめます。
私の英語レベル紹介
まず話の説得力を増すために、私がどのくらい英語が苦手だったかを紹介します。
- 自称公立進学高校の定期テストで平均点取れたら大喜びレベル
- 進研模試では偏差値48〜52辺り
- 初めて受けたTOEICのテスト→335点
TOEICを受けようと思った理由
大学院推薦入試で必要でした。
4ヶ月間で335点→600点を目標にしました。
TOEIC600点攻略法
STEP1 敵を知る
まずはTOEIC R&Lの時間、大問構成、問題数、問題形式を調べましょう。
「TOEIC 初心者 勉強法」でぐぐってネットから情報を得るでもいいと思いますし、TOEIC概要本を買って勉強するでもいいと思います。
僕は↓の特急シリーズを使っていました。
全パートの攻略の仕方を丁寧に解説してくれているので、TOEIC初心者には本当にお勧めです。
STEP2 ListeningとReadingとどっちが得意か知る
STEP1でTOEICの概要を知ったら次は、ListeningとReadingのどちらの方が苦手なのか知ることが大切だと思います。
なぜ大切かと言うと、ListeningとReadingの得意・不得意によって勉強法が変わるからです。
お勧めは、とりあえず一回TOEICを受けてみることです。英語だけの2時間の世界を体感してみてください。
(1)リーディングの方が苦手な方の場合
初心者の方で、ReadingよりもListeningの方が得意という方は少数派だと思います。どんどん問題集解いていきましょう笑
すぐ点数取れるでしょう笑
(2)リスニングの方が苦手な方の場合
初心者の方で、ListeningよりもReadingの方が得点が低い人の方が圧倒的に多いと思います。
なぜなら、Readingは音声に従って3択あるいは4択から選ぶので、途中分からない問題があっても、最後の問題まで必ず解くことができます。
しかしListeningは75分で100問解くので、時間的に非常にタイトです。
なのでListeningは時間配分の練習をしていかないと、最後まで解くことはできず30問ほど塗り絵になってしまいます。(TOEIC界隈ではあてずっぽでマークすることを塗り絵と呼ぶそうです。)
※ですので今回はListeningの方が得点が低いという人向けに書いていこうと思います。
STEP3 まずはReadingではなくListeningを攻略しよう
「点数が低いReadingから勉強しよう」というのは、僕の経験上あまりよくない考え方だと思います。
なぜなら、~500点以下だと頭が英語回路になっていないため、長文を読んでもすぐ疲れてしまうからです。
ですのでまずは英語回路の脳にしていきます。
STEP4 Part3とPart4の長文Listening問題をスクリプト見ながら聞きまくる
TOEICの問題集を買って、一度解いておしまいというのは非常にもったいないです。
一回目は模試として自分の実力を図るために使用し、二回目以降は音読教材として使用しましょう。
そして、TOEICで最も効果が高いと思う勉強は、音読をしまくることです。
なぜなら、人間はスクリプトを見ながら声を出しているとき、他のことが頭に浮かんでこないからです。
つまり、英語を音読しているときは、黙って英語を読むときよりも集中力が段違いに違うので、頭に入ってくる英語量が全く違うのです。
皆さんも、黙って本を読んだりノートを書いているときって、無意識の内に「今日の昼ごはん何食べようかな」などと邪念が頭をよぎることがあるでしょう。
しかし、音読最中は、英語のこと以外頭に浮かんでいないはずです。
音読するという能力と、文字を読むという能力は、前者の方がエネルギーを使うからでしょう。
TOEICの参考書のPart3とPart4の問題は合わせて23題あります。
各30回ずつ以上は最低音読しましょう。
大変ですが、これを乗り越えるとかなり英語能力が付きます。
STEP5 Part3とPart4の長文Listening問題をシャドーイングし録音する
STEP4を乗り越えた人は、このSTEP5をこなすことで、必ず英語力爆上げ します。
そのSTEP5ですが、Part3とPart4の長文Listening問題をシャドーイングし、自分の声を録音し発音できているかをチェックするという方法です。
またPart3とPart4の長文読むんかよって言われそうですが、そうです、何十回も同じ問題を使用します。笑
まず、イヤフォンで長文流しながら、1秒後ぐらいに聞こえてきた英語をそのまま発音します。
なんて言ってるか分からないところがあっても気にせず、その後流れてくる単語を発音します。
そして、その発音した自分の声を録音します。
iPadやパソコン、古いスマホなどを利用するといいと思います。
そして、発音できていない部分を、消せるペンでスクリプトに下線を引きましょう。
恐らく初めは、スクリプトの8割以上がマーカーに染まると思います。
しかし、何度も何度も繰り返し、発音できた箇所は、マーカーの色を消します。
そしてスクリプト全体の0~2割ぐらいしかマーカーが残らなくなったらその文章はクリアです。
また、マーカーを引くときは、名詞、動詞、前置詞などの単語ごとにしましょう。
特に「in」や「at」のような前置詞は聞き取れていないことが分かります。
細かなところも丁寧に勉強していきましょう。
これをPart3とPart4の問題合わせて23題してみましょう。相当な英語力が付きます。
STEP6 Part5の文法問題に慣れておく
TOEIC初心者は、STEP4とSTEP5をまずは必死に行い、Listeningで300/495点を目指しましょう。
Listeningで300点レベルまでいけば、不思議なことにReadingの点数が自然の伸びています。
これが英語脳になるというやつの恩恵です。
しかし、いくら英語脳になってもPart5は点数が上がりません。
なぜなら、Part6はテクニックを知っているか知っていないかで決まるからです。
詳しく書くと長くなるので、少しだけ説明すると、前後の単語から、空欄に入る言葉が名詞なのか動詞なのか形容詞なのか副詞なのかを見極めるという方法です。
「TOEIC Part5 テクニック」でググってみてください。(適当ですいません。)
↓特急シリーズの文法問題のみを扱った問題集がかなりお勧めです。
まとめ
以下、2017年12月10日から連続3回分のTOEICの結果を載せます。
この期間は、毎日音読1時間は欠かさずしていましたが、1か月でListening40点ずつしか伸びていません。
正直、「あんなに毎日頑張ったのに全く伸びてない…」と何度心が折れかけたことか…
TOEICのテクニックをググるよりは、数か月勉強を継続する方法を考えた方がいいかもしれません。
少しでもTOEICで伸び悩んでいる人の力になれたら幸いです。