この記事では、
一人暮らし用のアパート探しで注意するポイントが知りたい
という大学生に向けて、失敗しないアパートの選び方をまとめました。
僕は大学4年間と大学院2年間の6年間で2度引っ越し、合計3つの家に住みました。
その経験からいい条件の家を選ぶためのアドバイスをまとめてあります。
- 家賃より敷金・礼金、更新料に注目
- アパートの位置
- アパートの外観で選ぶ
- アパートの内装で選ぶ
- 自転車置き場が広いかどうか、屋根がついているかチェック
- あえて狭い部屋を選ぶという選択肢も!
- 大学生が引っ越す時の注意点まとめ
家賃より敷金・礼金、更新料に注目
家選びでまず注目するのはやはり家賃ですよね。
しかし、家賃よりも敷金・礼金、更新料に十分に注意しないとかえって損をする場合があります。
それぞれの用語の意味を理解していきましょう。
敷金とは
敷金とは家賃の不払いに備えて賃貸契約時に予め徴収されるお金です。言わば家を借りるときの担保のようなものですね。
借主の不注意や過失による破損・汚損がなければ全額戻ってきますが、借主がクロスやフローリングの張替えが必要になったなどの理由に敷金が全額返還されないという事例も少なくありません。
礼金とは
礼金とは、お礼として差し出すお金です。一度払ったら戻ってこないお金です。
更新料とは
更新料とは、2年ごとに支払わなければならないお金です。
一般的なのは2年ごとの契約更新で家賃の1か月分を支払うケースです。
更新料には地域性があり、関東では賃貸契約更新で支払いが必要なケースが一般的です。
あなたは物件Aと物件Bどちらを選ぶ?
それでは敷金・礼金についておさらいしましょう。
物件A:家賃6万円、敷金・礼金は家賃1か月分ずつ、
物件B:家賃7万円、敷金・礼金なし
1年単位のお金を計算してみましょう。
物件A:(6万×12か月)+(6万×2か月)=84万円
物件B:(6.5万×12か月)=78万円
もちろん長い年数を住めば物件Aの方が安くなります。
単純に家賃が安いからという理由で敷金・礼金を見落としていると痛い目に遭う可能性があるので十分に注意しましょう。
礼金をある一言で安くさせるテクニックはこちら
アパートの位置
アパート選びで家賃の次の重要になってくるのが立地条件だと思います。
ぜひ次の3つのポイントを頭に入れておきましょう!
大学から近すぎるのも考えもの
「大学まで最短!」を売りにしている物件もありますが、大学から近すぎるのも考え物です。
大学から近すぎるとあなたの家が友だちのたまり場になってしまう恐れがあるからです。
また、大学が目の前だと夜中でも大声で騒ぐ学生が続出しますので、大学の目の前の家はあまりおすすめできません。
近くにスーパーがあるアパートを探そう
言わずもがなスーパーが家の近くにある物件を選んだ方が生活しやすいです。
大学と家の通学途中にスーパーやコンビニがあるのが理想です!
大学と駅の両方に近い場所を探そう
自分がよく利用する場所になるべく近い場所を選びましょう。
おそらく大学生だと、大学と駅をよく利用すると思うのでそのどちらにも等距離な物件を探すことをおすすめします。
駅から遠いと雨の日とかはかなり不便ですもんね。
アパートの外観で選ぶ
いくつか目星を付けたら必ず家の下見に行きましょう。
まずは、アパートの外観で注意すべき点について解説します。
可能な限り築10年以内の家を選ぼう
別に「新築で2年目です!」のような家じゃなくてもいいと思いますが、築10年より古い家は注意が必要です。
部屋の中はクリーニングされてきれいな状態かもしれませんが、見えない壁の中などは傷んでいる可能性があり、害虫なども住みつきやすいです。
2階以上の家が圧倒的に生活しやすい
僕は大学生の頃、アパートの一階に住んでいた時期がありましたが、完全に1階は失敗でした。
- 蚊や虫などが入ってきやすい
- 洗濯物をベランダに干す時に通行人と目が合うことがある
- 洗濯物の盗難の可能性がある(特に女性は注意が必要)
- 風通しが悪く湿気が溜まりカビが生えやすい
これらの理由から、1階はやめておきましょう。
南向き、日当たりは実際に下見にいって確認!
日当たりは生活するにあたって非常に重要です。
洗濯物乾き具合にも影響しますし、何より太陽の光が入ってこないと人間身体のリズムが壊れてしまいます。
1つだけ注意点があります。
それは「ウェブ上に書いてあるアパートの詳細に「南向き」だからといって日差しが入るとは限らないということです。
目の前に建物があると当然日差しが入る時間は限られます。
かならず自分の目で日当たりを確かめましょう。
日当たりを確保といった意味でも2階以上に住むことをおすすめします。
アパートの内装で選ぶ
続いてアパートの内装の注意点をまとめました。
クローゼットの大きさをチェック
クローゼットの大きさは入念にチェックしておきましょう。
いざ住んでみて、「あれ服全然入らない」ということがないように自分が持っている服が収納できるかチェックしましょう。
また、ハンガーをかけるツッパリ棒の高さにも注意しましょう。
ツッパリ棒と床の距離が低いと、丈の長い洋服が擦ってしまいます。
今着ている洋服を実際にクローゼットに当ててみてサイズ感を確かめましょう。
壁に耳を当てて防音具合をチェック
引っ越したい理由ランキング堂々の1位は「隣の家の生活音が聞こえる」でしょう。
上の家の人の足音が聞こえたり、隣の家の人の歌声が聞こえたり、大学生の宅飲みで騒いでいる声が聞こえたことがありました。
生活していく家の防音対策がちゃんとできているかどうかは非常に重要です。
ですので、実際に家の下見に行ったときに壁に耳を当てて音が聞こえるかをチェックしましょう。
ロフトに注意
初めて一人暮らしを始める大学生にとってロフト付きの家って憧れがありませんか?
おしゃれだしスペースも有効活用できてよさそうですよね。
しかし、ロフト付きの物件は全くおすすめしません。
なぜなら、夏場にロフトで寝ることはしなくなり、下で寝ることが多くなるからです。
熱は上側にこもりやすく冷房は下にたまりやすくなるため、夏場にロフトで寝ることはありません。
ですのでロフト付きは一見よさそうに見えますが全くおすすめできません。
洗濯機の置き場所が室内か室外か
実家の洗濯機が家の中にある人にとっては驚きかもしれませんが、洗濯機をベランダに設置する場合が結構多いです。
僕は洗濯機を外に置くタイプと中に置くタイプとどちらも経験しましたが、結論はどちらかというと部屋の中の方がいいかなって感じです。
洗濯機が外にあると雨風で故障の原因に繋がる可能性がありますが、部屋の外でもベランダの屋根が広いとそこまでダメージはありませんでした。
お風呂とトイレが別々が同じか
僕は1件目と2件目はセパレートタイプの家に住んでいたのですが、3件目はお風呂とトイレが同じタイプの家に住みました。
なぜなら、同じような間取りでも1万円ほど家賃が変わるからです。
何もしなくても年に12万円安くなるってことですからね。
お風呂とトイレにそこまでこだわりないならお風呂・トイレ同じ型でもいいと思いますよ。
自炊するならちょっと広めの台所を選ぶ
もしあなたが自炊をしようと考えているなら少し広めの台所を選びましょう。
具体的には、まな板一枚置いてその周りにキャベツとニンジンが置けるぐらいのスペースがあれば十分だと思います。
台所狭い家だと、まな板一枚でもはみ出る家ありますからね。要チェックポイントです。
台所のシンクの真上にラックがあるとかなり便利
これは意外と見落としがちポイントですが、台所のシンクの真上に洗った食器を置けるラックがあると非常に便利です。
洗ったお皿をいちいち拭かなくていいのでかなり楽です。
ぜひ内装を見に行った時は台所の真上にも注意してみてください。
自転車置き場が広いかどうか、屋根がついているかチェック
大学に行くときやバイトに行くとき用でおそらく皆さん自転車を使うと思います。
ですので自転車置き場が十分なスペースがあるかチェックしておきましょう。
アパートの部屋数の割りに自転車置き場が小さくて毎回夜に帰ってくると自転車置けないなんてことになってしまいます。
あともう一つ自転車置き場で注意すべき点は、屋根がついているかどうかです。
当然屋根がついていないと雨が直接自転車にあたって故障の原因に繋がります。
見落としがちですが、、新居を探すときは自転車置き場も要チェックしましょう!
あえて狭い部屋を選ぶという選択肢も!
僕の部屋選びの考えですが、あえて狭い家を選ぶというのはいかがでしょうか?
旅行カバンが大きいと入れなくてもいい荷物までいれてしまいカバンがパンパンになるなんて経験ありませんか?
それと同じで、家が大きいと自然とモノも溢れていきます。
掃除も大変ですし、なにより就職して引っ越すときにモノが多いと本当に苦労します。
必要最低限のモノで暮らすミニマリストの生活はいかがでしょうか?
僕はこの本を読んでモノが溢れている生活を辞めました↓
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
大学生が引っ越す時の注意点まとめ
今回は大学生がアパート選びで失敗しないためのポイントを解説しました。
おさらいすると、
- 家賃より敷金・礼金、更新料に注目
- アパートの位置は大学から近すぎず、近くにスーパーがあり駅にも近い場所を探そう
- アパートは築10年以内の家を選ぼう
- 2回以上が圧倒的に生活しやすい
- 日当たりを自分の目で確認
- クローゼットの大きさをチェック
- 壁に耳を当てて防音確認
- ロフトは地雷
- 自炊するなら広めの台所を選ぼう
- シンクの真上にラックがあるとかなり便利
- 自転車置き場は広いか、屋根がついているか
いかがだったでしょうか?少しでも大学生のアパート選びの参考になったら嬉しいです。
一人暮らしを始める大学生向けの記事をご用意しました、是非こちらも合わせご覧いただきたいです。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。